大阪府豊中市役所の東400mに位置する「こむら小児歯科・矯正歯科」は、1995年の開院以来、過剰な切削や不必要な抜歯に依存した治療に疑問を持ち、医学的根拠に基づく「本当に健康に資する歯科医療」を追求してきました。
今回は、当院の患者様でありバイオリニストとして活動されている松本 志絃音(しおん)さんの実例をもとに、「長期間の反復動作が、骨や軟組織にどのような適応反応を起こすのか」、そしてこれが咬合誘導(噛み合わせを本来の方向へ導く治療)とどのように共通しているのかを解説します。

松本さんは幼少期から長くバイオリンを学び、2018年には洗足学園音楽大学を受験されました。

バイオリン演奏では、左手の指が日常的に細かい動作と伸展を繰り返します。これは特定の部位に一定方向の負荷が長期間加わる状態です。

診療時に左右の指を確認したところ、左手の指がわずかに長く見える形態差が認められました。

これは生まれつきではなく、反復動作に対して骨や軟組織が適応した結果と考えられます。
骨は「力が加わった方向に応じて再構築される」性質(骨リモデリング)を持ちます。
これはWolffの法則、FrostのMechanostat理論として確立されており、バイオリン演奏のような継続動作でも局所的な構造変化が起こり得ることが知られています。
矯正治療においても、この生体の適応反応が中心的な役割を果たします。装置の使用時間をお守りいただく理由は、軽い力を一定方向に継続的に与えることで、歯周組織と骨が生物学的に反応し、歯が本来あるべき位置へ安全に移動する環境が整うためです。
成長期ではセファロ分析を、大人ではCT診断を必須とし、感覚や印象によらず「根拠に基づく設計」を行います。当院の治療が持つ特徴は、この生体反応を誤らずに導くための精密な診断にあります。
2019.3.19更新
松本 志絃音さんは無事に合格され、2019年3月19日放送の「芸能人格付けチェック」に出演されました。
堂々とした演奏で、スタッフ一同とても嬉しく拝見しました。
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2019.12.21更新
自分らしく生きるために、目の前のことをひとつずつ。天真爛漫なヴァイオリニストが目指すのは“ミュージシャン”!|SENZOKU.net
順調に活動の幅を広げておられます。
当院で治療したインビザライン症例が、2018年にアライン社の公式症例集「Align Global Gallery」に掲載されました(#591)。大阪府では3例目の掲載です。

当院では、院長が立案した治療計画を米国アライン社公認のインビザライン・ファカルティ(指導医)に監修いただき、医学的根拠に基づいた治療を実施しています。
2022年にはインビザライン社のプラチナステータスを取得しました。
【ご予約】
1. お電話:0120-55-8249
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◎診療時間
【月火水】10:00~12:40/14:30~18:40
【金】14:30~18:40
【土】10:00~12:40/14:30~16:30(16:40~17:40は矯正のみ)
【木・日祝】休診
日曜日は月3回、矯正のみで10:00~12:40
当院は1995年より、小児歯科と矯正歯科を専門に、強い歯を育てる予防管理と、本来の歯列へ導く矯正治療を行ってきました。これまで13500名以上が来院され、矯正治療は1900名を超えています。
岡町駅(阪急宝塚線)から東へ徒歩12分。医院前に4台、東隣の白い建物地下に3台の駐車場があります。桃山台、緑地公園、宝塚、箕面、茨木、吹田、伊丹、少路からも多くご来院いただいています。
信頼性(確信度)
確信度:93%
理由:骨リモデリング(Wolffの法則・Mechanostat理論)、歯科矯正学の標準教科書(Proffit, Contemporary Orthodontics)を複数参照し、生体反応の説明は科学的根拠と一致しています。症例ごとの差を考慮し、統計的幅を踏まえて確信度を設定しています。