小児矯正 =土台の治療|豊中

Delicate. Natural.

繊細な関わりで、あなたらしく

豊中の小児矯正 — 成長期の「土台づくり」から始める咬合誘導

当院では、セファロ(横顔のレントゲン分析)とCT診断を組み合わせ、骨格の型と成長の方向性を数値で把握したうえで設計します。歯を並べるのではなく、顎という「器」を整える。それが当院の小児矯正です。

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🏠 家づくりに例えると

傾いた柱を無理やりまっすぐにするのではなく、土台そのものを広げて安定させる「基礎工事」から始めること。成長の力を活かし、その子本来の歯並びへ導きます。

当院の治療症例はインビザライン公式サイト「Align Global Gallery」に掲載されています。お子さまから大人まで対応しています。

▶ LINEで無料相談 / ▶ TEL 0120-43-8828

※カウンセリングは無料です。費用のご案内には資料(レントゲン等)が必要です。お口のお写真をLINEで送っていただくと、返信でご説明いたします。

難症例で事前シミュレーションを行う場合は作成費5,000円(税別)がかかりますが、当院で治療を開始される場合は矯正費用から差し引きます。

「そもそも矯正は必要なの?」と迷われている方は、「矯正は必要ですか」に、当院がすぐ答えない理由 もあわせてご覧ください。

小児矯正の費用と支払い方法

① 従来型小児矯正の費用(すべて税別)

初回相談料(セファロレントゲン・パノラマレントゲン含)3,000円/3,500円(模型含む) ※カウンセリングのみは無料
精密検査・診断料50,000円
装置費(拡大床・プレオルソなど)100,000〜210,000円(装置の数による)
観察料2,500円/回
処置料5,000円/回

② インビザライン矯正の費用(すべて税別)

初回カウンセリング無料
ご相談料(検査費用含む)3,000円/3,500円(模型含む)/7,500円(スキャン含む・検証料が4,500円安くなります)【税別】
精密検査・診断料50,000円/45,500円(相談時にスキャン済の場合)【税別】
インビザライン・ファースト(装置代)400,000円(税別)
通院ごとの観察料1,000円(税別)
3Dスキャンを行う日5,000円(税別)
保定装置スプリングリテーナー 15,000円(税別)/1個、ビベラリテーナー 18,000円(税別)/2個 ※処置料金別途

当院の矯正治療全体(お子さまから大人まで)の治療費用は28万円〜86万円(税別)で、症例の難易度により異なります。難症例の場合は、CT・パノラマ・口腔内スキャンを先に行い、インビザライン社に正式にシミュレーション作成を依頼しないと分からない場合があります(作成費5,000円・税別。当院で治療開始される場合は基本料金から差し引きます)。

💳 分割払い(当院独自・無金利)

10万円以下は最大5回以内、10万円超は最大10回以内で分割可能。利息はかかりません(均等払いでなくてもOK)。クレジットカードもご利用いただけます。

📋 デンタルローン(外部ローン)

最大120回分割(実質年率3.9%)。例:お子様の場合 月々約4,000円〜、大人の方 月々約7,000円〜。デンタルローンでも医療費控除が利用できます。

⚠️ インビザライン社からの返金はありません。万が一インビザライン治療が困難となった場合は従来型装置に切り替え可能です(装置代は実費+調整料5,000円・税別/回。仕上がりの進み方や見込みは装置によって変わる場合があります)。

▶ 矯正費用・料金の詳細を見る医療費控除について(国税庁)前期治療の症例と費用例

小児矯正イメージ|こむら矯正歯科

小児矯正について、当院が大切にしている3つのポイント

情報が多い時代だからこそ、「何歳から始めるべきか」「どの装置を選ぶべきか」は、診断に基づいた個別の判断が重要です。お子さまの骨格・成長段階・萌出状況はそれぞれ異なるため、一律の正解はありません。知っておいていただきたいポイントが3つあります。

① 横顔のレントゲン(セファロ)が必要

セファロレントゲン

横顔の骨格タイプによって、理想的な歯の位置関係は異なります。骨格は大きくドリコ(長顔型)・メジオ(中間型)・ブレーキー(短顔型)の3つに分類され、それぞれで適切な設計が変わります。

顔面タイプの分類

矯正治療によって横顔のタイプを変えることはできません。例えば、ブレーキーの人をドリコに変化させることはできないのです。ですから、治療前にお子さまがどのタイプに該当するかを分析することが、設計の出発点となります。歯だけでなく骨格を含めた検査と診断で治療の方向性を決定し、治療の難易度、第一期矯正と全体矯正の違い、第一期治療で改善できることとできないことをよく理解した上で治療を開始することが大切です。

② 前歯を無理に並べる矯正は ✖

髪を切るとき、前髪だけを先に整えると、あとから全体のバランスを調整するのが難しくなることがあります。髪はまた伸びるためやり直せますが、歯の治療にはそうした可逆性がありません。だからこそ大切なのは、「その設計が、生体安全域の中に収まっているか」という視点です。

まだ永久歯が生えそろっていない段階で前歯だけを並べると、下のビデオのように、その後に生えてくる歯のスペースが足りなくなることがあります。前歯の位置は、犬歯の萌出方向と深く関わっています。

YouTube動画

当院では、セファロ分析で骨格の型を数値化し、必要に応じてCT診断で歯根と骨の位置関係を三次元で確認したうえで設計します。この自然な動きと調和した設計が、無理のない咬合誘導につながります。

CTで歯根と永久歯の位置を立体的に確認|こむら矯正歯科の小児矯正
調べずに動かすことには、リスクがあります。歯の根が骨のどこまで入っているか、これから生えてくる永久歯が骨の中のどこにいるか。これらは外から見ても、平面のレントゲンでも分かりません。分からないまま動かすと、根が骨からはみ出したり、生えてくる歯の通り道をふさいでしまうことがあります。どちらも、起きてから元に戻すのは簡単ではありません。
だから当院は、立体で確かめてから設計します。平面では重なって見えない奥行きが、CTでは分かります。

関連記事:前歯だけ矯正したい──「設計」の視点から考える部分矯正 →

③ 既製品装置の注意点

「マイオブレース」や「プレオルソX」などの既製品マウスピース型装置は、あらかじめ決まった形で作られています。適応が合えば有効な選択肢であり、当院でも使用するケースがあります。

既製品は形が決まっているぶん、その子の骨格や成長段階に合うかどうか、歯にかかる力の方向や量が適切かどうかを、はじめに見きわめることが装置選択の前提となります。

マイオブレース実物
プレオルソX実物

トレーニングで永久歯は小さくなる??

トレーニングで歯の大きさそのものが変わることはありません。当院は、年齢が低いというだけで一律にトレーニングを始めることはしません。その子に本当に必要かどうかを見きわめたうえで、必要なときにお勧めしています。

関連記事:訓練も装置もなしで、自然に歯並びが良くなったケース →

インビザライン ファーストとは? — オーダーメイド小児矯正

インビザライン ファースト(小児用)は、デジタル設計による完全オーダーメイドの小児矯正システムです。口腔内スキャナー(iTero)でお口の中を立体的にスキャンし、一人ひとりに合わせて製作するため、フィット感が高く、装着時の負担も少なくなります。当院はiTeroスキャナーを2台導入しており、スムーズな対応とより正確なデータ取得を実現しています。

マウスピースの再作製サポートは治療開始から2年間で、この間は何回でも作り直せます。この期間の中でお子さまの成長と歯の動きを見ながら治療を進めるため、診断の精度と設計の質が結果を大きく左右します。7〜8歳ごろから始めるインビザライン ファーストでは、顎の成長方向を設計に組み込むことで、横顔のバランスが整ったと感じられるケースもあります(個人差があります)。

装置や適応年齢の詳細はインビザライン・ファーストの専用ページをご覧ください。

こどものインビザライン
インビザラインのマウスピース

「感覚」ではなく「数値」を基盤に設計する

インビザラインは、歯を動かす距離や角度を段階ごとに0.1mm単位の数値で設計し、その積み重ねでゴールへ到達させる治療です。システムが提示する初期設計はあくまで「下書き」です。骨格・歯の根の位置・骨の厚みを確認し、数値を修正して体に無理のない範囲に収める——この工程が非常に大切です。デジタルシミュレーションを、お子さまの骨格・歯根・成長段階に対して生体として妥当な「設計図」に仕上げるのが、歯科医師の臨床判断です。

クリンチェックでの数値設計

当院では、すべての患者様の歯の動きを院長自身がシミュレーションし、歯の根の動きまで細かくチェックし、骨の状態や成長も見越して調整します。さらに、インビザライン社が認定する「ファカルティ」(高度な知識・経験を認められ、教育・指導を担う歯科医師)の監修を受けながら治療を進めています。この動画は、実際にマウスピースを設計している様子です。

YouTube動画

当院は1995年の開業以来、あごの成長という自然の力を活かして、これから生えてくる永久歯のための「土台」を整える治療を行ってきました。「この子のあごはこれからどう育つか」を見抜く経験と、デジタルの正確な設計図。この二つの掛け合わせが、お子さまの負担を最小限に抑える当院の小児矯正の基盤です。2012年からインビザラインを軸にした治療を続け、Platinum status(2022年)・Platinum elite status(2023年〜)認定医として活動しています。

Invisalign社 Platinum Elite ステータス

CT連携と非抜歯 — 当院がインビザラインを推奨する理由

現在では、CTレントゲンの情報をインビザライン治療に活用できるようになりました。歯の根の向きや位置まで正確に把握し、骨の厚みも考慮した設計で、より安全で無理のない動かし方が可能です。当院がワイヤー矯正からインビザラインへ大きくシフトした最大の理由が、まさにこの進化です。

CT情報を組み込んだクリンチェック設計

インビザラインは歯を三次元的にコントロールできるため、スペースを効率よく作り出すことが可能です。デジタル技術の進歩により、歯の幅を精密に調整しながら下あごの犬歯と犬歯の間の幅(前歯部アーチ)を安全に広げることが可能になり、以前なら抜歯が必要だったケースでも、小臼歯を抜かずに治療できる可能性が大きく広がっています。「なるべく歯を残したい」とお考えの方には、特におすすめです。

YouTube動画

インビザラインにもいろいろな種類がありますが、当院はCTレントゲン情報が利用できる5年間有効なインビザライン・コンプリヘンシブ(11歳以上)と、インビザライン・ファースト(6〜10歳)を使用しています。

関連記事:CTと3D設計に基づく矯正という考え方 →インビザライン成功の4条件 →

インビザライン公式サイトに症例掲載 — Align Global Gallery

当院の治療ケースは2018年にインビザライン公式症例集「Align Global Gallery」に掲載されました。世界591番目、日本では15番目の掲載です。現在、このギャラリーに掲載されている日本の矯正歯科医は全国21名です。インビザライン社のファカルティ(指導医)の監修のもと、この掲載水準の設計を維持することにつとめています。

Align Global Gallery掲載症例(外部サイト)

お子様に優しい設計 — 利点とデメリット

お子様に優しい治療痛みが少なく(個人差あり)、薄い透明のマウスピースで目立ちません。約2週間ごとに新しいマウスピースに交換するので清潔です。あごの成長に合わせた設計で、自然な発育をサポートします。
生活を守る設計食事や歯みがきの時は外せるので衛生的。スポーツや楽器演奏も普段通り楽しめます。MRI検査の際も取り外しができます。
精密な治療デジタルで0.1mm単位で細かく歯を動かすため、歯ぐきへの負担を抑え、必要な歯だけを効率的に動かせます。
通院の負担を軽減デジタルで進み具合を正確に管理。ご希望の方にはアプリを使ったリモート診療(バーチャルケア)もご案内します。
成長力を活かすあごの成長期に合わせて、ソフトな力で自然にあごを広げることができます。

デメリットも正直に

何回でも作り直せる期間が2年インビザライン・ファーストは、マウスピースを何回でも作り直せる期間が治療開始から2年間です。治療の成功には、お子様の確実な装着と、正しい診断・設計が不可欠です。
装着時間の遵守が必要毎日、1日17時間程度の装着を守っていただく必要があります(症例により調整)。外している間は、動かした歯が元の位置に戻ろうとします。
マウスピースが壊れやすいお子様は歯の高さが短いため、大人に比べるとマウスピースが壊れやすいです(特に歯が生え切っていない時期)。再作成には費用と時間がかかります。
費用インビザライン社の作成料がかかるため、既製品の装置での治療に比べてコストが高くなります。
リスクがある正しい診断に基づく治療計画があれば安全ですが、歯を動かす以上はリスクが伴います。

インビザラインで、品質も総額も

以前は、第一期治療を従来型の装置で費用を抑え、第二期治療でインビザラインを行う方法をご案内していました。しかし、インビザライン ファースト(第一期)とフェーズ2(第二期)が登場したことで、第一期からインビザラインで進める方がトータルの費用を抑えられるようになりました。フェーズ2では、はじめの2年間は何回でもスキャンしてマウスピースを作り直せます。※転勤・お引っ越しの可能性があり第一期のみをご希望の方などには、費用を抑えた従来型の装置や既製品のマウスピース型装置もご用意しています。

矯正を失敗しないために — 「並べる前に設計する」小児矯正の鉄則

治療の成否は、歯を動かす前に正しい診断があるかどうかに左右されます。医院を選ぶ際の客観的な判断材料として、次の3つをおすすめします。

1 公式サイトに症例が掲載されているか

インビザライン公式の症例ギャラリーに掲載されるのは、治療水準が一定以上と認定された医院のみです。AIが自動でマウスピースを設計してくれるわけではなく、歯科医自身がクリンチェックで1本ずつ歯の動きを設計して初めてマウスピースが完成します。

2 ビフォーアフターの写真を多く掲示しているか

矯正治療は、最初の設計だけでなく仕上げの段階まで一貫した技術が求められます。ワイヤー矯正の経験がどれだけあっても、インビザラインの設計は使うソフトも歯の動かし方の発想も異なります。「どんな歯並びをどう治したか」を写真で見せてもらいましょう。

3 学会で症例を継続発表しているか

学会発表は、他の専門医による客観的な評価を受ける場です。継続的に外部の評価を受けているかどうかは、治療の質を測る手がかりになります。

矯正はいつから始めるべき? — 年齢別に最適な時期を解説

「いつから矯正を始めるべきか?」は、もっとも多いご相談のひとつです。小児矯正の場合、目安となるのは「前歯が上下4本ずつ永久歯に生え替わるタイミング(およそ7〜8歳ごろ)」です。あごの骨がまだ柔らかいこの時期であれば、やさしい力で自然にあごを広げることができます。あごの成長をうまく利用できる成長発育期にスタートすることで、抜歯のリスクを減らしやすくなります。前歯が4本永久歯になったら、一度ご相談いただくことをおすすめしています。

前歯が生え替わる7〜8歳ごろの説明図

一方、小学校5年生頃になると、あごの骨はかなり硬くなるため、大きく広げるのが難しくなります。

小学生の歯並びが、将来悪化することも

お子さまの歯並びが、小学校低学年ではきれいに見えても、思春期に差しかかる12歳以降に急に乱れ始めることは、実は少なくありません。特に歯が大きめのお子さまの場合、前期矯正では前歯は並びません。永久歯がすべて生えそろってから、歯の幅を細かく調整し精密に動かす治療が必要になることがあります(関連:歯が大きいお子さまと第二期治療について)。

小児矯正をすると、将来の抜歯を避けられますか?

小児矯正は、抜歯を避けるための治療ではありません。あごの成長を使える時期に土台を整えておくと、永久歯の並ぶ場所が足りなくなる度合いを減らす方向に働くことがあります。ただし、あごと歯の大きさの差が大きい場合は、成長を使っても足りません。足りたかどうかは、生え替わりが進み、成長したあとのあごの関係を確認して、はじめてわかります。

前期治療でしていることこの時期を過ぎると
あごの土台の幅を、成長に合わせて広げる成長の時期を過ぎると、同じようにはできません。
噛むときの上下のずれを軽減する早いほうが進めやすい一方、骨の成長によっては、改善しにくい場合もあります。
永久歯が生えてくる道すじをつくる生え替わりが進み、かみ合ってしまうと、動かしにくくなります。
前歯をぶつけにくい位置に下げる前歯が前に出ている場合、外傷を防ぐ目的で早めに位置を整えることがあります。
お口の習慣を整える(指しゃぶり・口呼吸・舌のくせ)習慣は、早いほど変えやすいと言われています。ただし、変わりにくい場合もあります。
歯を1本ずつ、細かく並べる — 前期治療ではしませんあとからでもできます。むしろ永久歯が揃ってからのほうが、正確にできます。

当院は、待つべき時期は待ち、動かすべき時期に動かし、成長を見るべき時期は見守ります。

矯正は「早ければいい」ではない

「早めに始めれば早く終わる」と思われがちですが、それが当てはまるのは、もともと難易度が低いケースに限られます。難しい症例では、永久歯に交換後に本格的な治療が必要になる場合もあります。かといって「成人してから矯正すればいい」わけでもありません。それぞれのリスクをまとめました。

成人矯正のリスク低年齢矯正のリスク
骨が硬く、成長がないため、あごを広げることは難しい骨格の特徴がはっきりしていないので、正しく診断できない
成長を利用できないため、上下のかみ合わせの改善が困難骨が柔らかすぎるため、装置の副作用のリスクがある
歯肉の状態が健康とは限らない治療期間が長くなりすぎる
元の歯並びに合わせて筋肉や骨格が完成しているため、後戻りしやすい6才臼歯が生える時期は、むし歯になりやすい危険な時期

開始時期の見極めには、むし歯リスクの変化、骨格の問題と難易度、お口の癖の有無、性別、ご本人とご家庭の状況、進学の状況など、一人ひとりに合わせた判断が必要です。骨格の特徴がまだ定まっていない時期や骨の成熟が十分でない時期には治療効果を最大化できないことがあるため、開始のタイミングを丁寧に見極めることが長期的な結果を左右します。

関連記事:「早く終わる」よりも大切なこと ― あえて治療期間を延長する「咬合誘導」の真意 →

従来型の装置を使う前期矯正(第一期矯正)

「小児矯正=マウスピース(インビザライン)」というイメージをお持ちの方も多いのですが、当院は床矯正・プレオルソ・マイオブレースなどの従来型装置による第一期治療も数多く行っており、その子の状態・成長の時期・目的に合わせて使い分けています。従来型の装置には、比較的費用を抑えながら、成長期にできる範囲で土台を整えられるという面があります。

🚚 引っ越しの予定があっても、小児矯正はあきらめないでください

「転勤やお引っ越しがあるかもしれないから迷っています」というご相談をよくお受けします。当院では「転居の可能性があるので、必要最小限の小児矯正だけ行いたい」というご要望にも対応しています。その場合は、費用を抑えやすい既製品のマウスピース型装置(マイオブレース・プレオルソX等)を選ぶこともできます。今しかできない治療を、無理のない形で。ご家庭のご事情にも寄り添いながら治療プランをご提案いたします。

⚠️ ただし、マイオブレースやプレオルソXなどの既製品装置は、一つひとつの歯を細かく・正確に動かすことは難しいため対応できる症例が限られる上に、インビザラインに比べて「合う・合わない」の個人差が大きく、使用にあたっては慎重な見極めが必要です。より精密な歯のコントロールが必要な場合は、インビザラインなどのオーダーメイド矯正が適しています。主に就寝時のみ装着するので、「話しにくい」「食べにくい」「歯磨きが大変」といった日常生活での負担はほとんどありません。歯を動かさない期間中は、LINEやDental Monitoringで写真を送っていただくことで通院回数を減らせます。

前期治療は「あごの骨格を整える」治療であり、歯の大きさを変える治療ではありません。「前期治療の範囲で、できるだけきれいに整えてほしい」というご希望も多く、可能な場合には永久歯が生えそろう時期まで前期治療を延長することもあります(ただし治療期間は長くなり、後期治療が必要になる場合もあります)。

▶ 詳しくは:従来型の装置を使った第一期治療 →Invisalign Firstと従来型装置の違い|費用と延長できるケース →前期治療を延長することもあります →

「どのお子さまにも同じ装置」ではありません

当院は、「どんな場合でも決まった装置と訓練を行う」という固定パターンでは、本当にその子に合った治療はできないと考えています。お子さま一人ひとりのお口の状態・成長のスピード・歯の大きさ・あごの骨格がすべて異なるからです。まず検査・診断をしっかり行い、その結果をふまえて最も適した装置や治療法を選ぶ——診断結果に基づいたオーダーメイドの治療方針をご提案しています。ひとことで「出っ歯」と言ってもさまざまなタイプがあり(下図参照)、どのタイプかを正しく診断し、それに応じた装置を選ぶ必要があります。

上顎前突の分類
インビザラインファースト 側方拡大 FANタイプ拡大
クワドヘリックス バイヘリックス リンガルアーチ

※姿勢が悪くて顎がズレている場合は、歯科以外の治療が必要になることもあります。プレオルソはフォレスト・ワン社、マイオブレースはオーティカ社(総代理店)の製品です。

後期治療は必要?不要? — 標準的なスケジュールと判断基準

当院の標準的な流れは次のとおりです。

STEP1 1歳半〜:むし歯予防の正しい知識(食事、歯磨き、フッ素など)
STEP2 7〜8歳ごろ:あごの矯正(前期治療)
STEP3 保定・経過観察:永久歯への生え変わりを待ちます
STEP4 永久歯に変わったら:小臼歯をなるべく抜かないインビザライン治療(後期治療)
STEP5 親知らずの評価・早期抜歯

あごの拡大(前期治療)
インビザラインによる後期治療

前期治療の後、永久歯が次のように問題なく生えてきた方の場合は、後期治療が不要となります:上下の歯の大きさのバランスがとれている/生えてきた永久歯が大きすぎない/新しく生えてくる歯がねじれたり傾いたりしていない/親知らずが悪影響を与えていない/前期治療後に口元が出ていない/上下の咬み合わせにズレがない/舌の癖等がない。

前期治療だけで歯並びがある程度改善するお子さまも少なくありませんが、これは歯の大きさがちょうどよく、永久歯がきれいに生えてきた「幸運なケース」とご理解ください。逆に、次のような場合は後期矯正(全ての永久歯を一つひとつ精密に動かす歯列矯正・第2期矯正)が必要となります。

  • 前期矯正で咬み合わせを改善しきれなかった
  • 永久歯がねじれたり、変な場所から生えてきた/前歯がきれいに並んでいない
  • はえてきた永久歯が大きすぎた
  • 前期矯正でお子様があまり装置をお使いにならなかった
  • 成長に伴って新たな問題が発生した/最初はなかった親知らずができた
  • 奥歯の咬み方が左右で異なっている

前期治療を受けておくことで、あごのバランスが整っているため、後期治療が必要になった場合でも比較的短い期間で仕上げられることが多いです。前期治療に区切りをつけた時点でお子さまのお口の状態をご説明し、後期治療を行うかどうかは患者様と保護者様のご判断にお任せしています。無理なご提案はいたしませんので、ご安心ください。

① 前期治療前

前期治療前

② 前期治療の区切り

前期治療の区切り

③ 後期治療(クリンチェック)

前期治療(②)で土台を整えたあと、永久歯が生えそろってから後期治療(③)で1本ずつ精密に仕上げます。

当院の症例を見る

ステップごとにわかる治療の流れ

ご相談 → 分析結果 → 診断・検証 → 治療 → 経過観察 →(必要なら第二期治療)→ 完成 → 保定 → 完了。このような順序で進めていただきます。

1. 相談(歯ならびチェック)

ご相談の様子

ご相談にお越しいただいたら、まずは横顔のレントゲン写真を撮影します。安全に治療を行うためには欠かせないステップです。正しい診断に基づき、治療計画を立ててリスク評価を行います。

●横顔のレントゲン+パノラマレントゲン+歯型料を含む相談料:3,500円(税別)※お話だけの場合は無料です。
●歯型を取らずにスキャンを行う場合:スキャン料を含む相談料7,500円(税別)。この場合、検証料が4,500円(税別)安くなります。

2. 分析結果

横顔レントゲン(セファロ)の分析

ご相談から約2週後、診断結果、治療方針や期間、費用についてお話しし、資料をお渡しします(所要時間60分ほど)。7〜8歳ごろからじっくり歯列育成した後に小臼歯を非抜歯で治療を進めていく場合、トータルで5年程度かかります。後期治療で歯を動かしている期間は平均1〜3年です。矯正治療にはリスクがあります▶

注:7番目の歯がしっかり咬み合い、歯を動かす治療を終えた時点で歯の移動には区切りをつけます。親知らずは、抜くこと自体を終わりの条件とはせず、位置や生える方向、周囲への影響を評価して対応の方針を決めます。

3. 診断・見積もり・検証

レントゲン撮影・資料採得の様子

治療に進んでいただくことになりましたら、お口の中の資料を採得します。顎の関節に問題がないか、外傷歯などがないかのチェックも大切です。診断通りで問題がないかさらに検証するため、数日お時間を頂戴します。問題がなければ、診断時にご説明した方針で治療を開始します。

●精密検査・診断料:50,000円/45,500円(相談時にスキャン済の場合)(税別)

4. 治療

治療中の様子

診断に基づき、適切な装置を用いて治療します。前期治療で改善しきれなかった場合は、5年生〜中学生でご相談の上、後期治療に入ります。見えにくいマウスピース型のインビザラインで、歯並びや噛み合わせの細かいご要望にお応えしています。

  • 難易度が高い場合は、TAD(ミニスクリュー)を一時的に併用することがあります(治療の途中で除去します)
  • 矯正でご来院された時には、治療、経過観察、唾液検査、筋機能訓練等を行います
  • 来院は2〜3か月に1回が多いですが、処置内容により月1〜2回、6週間に1回などさまざまです
  • 装置の紛失・破損・MRI撮影による装置撤去の場合、調整料に加えて装置の実費が必要です
  • むし歯治療やクリーニングは保険診療になりますので、別途ご予約をお願いします

矯正装置が壊れた時の自分でできる対処法 →

5. 保定 — 「区切り」「完成」「完了」の考え方

リテーナー(保定装置)

歯の移動に区切りがついたら、経過観察に移ります。第二期治療を行った場合は、完成のあと保定でととのえた歯並びを保ちます。保定を終えるのは、上の親知らずを抜き終わり、お顔(骨格)が完成する二十歳前後が一つの目安です。

歯を動かし終わった日が、完成の日ではありません。当院では、永久歯が生え揃い、奥歯を含めた噛み合わせと成長後の上下のあごの関係を確認し、追加治療の要否を判断でき、親知らずの抜歯がすべて終わった状態を「完成」と考えています(高校生年代になることが多く、受け口では成長が落ち着くまで判定しません)。詳しくは小児矯正はいつ終わるのか ― 当院が「完成」と呼ぶ状態をご覧ください。

  • 親知らずを抜かないと後戻りを引き起こすことがあります。特に小臼歯を抜歯せずに矯正を行った方はご注意ください
  • 保定は歯並びを安定させるために重要です。特に舌の癖が続く場合は、癖が治るまで絶対に必要です
  • 成人矯正は後戻りしやすいため、矯正後は保定装置を継続してお使いください
  • 年に数回、保定装置の定期検診を行います

保定装置はスプリングリテーナー15,000円(税別)/1個(既製品ではなくオーダーメイド)、透明なビベラリテーナー18,000円(税別)/2個もおすすめしています(いずれも処置料金別途)。

初回相談の流れと、安心してご相談いただくために

「お子さまにとって、今 本当に矯正が必要なのか?」を見極めるためには、まずは正確な検査と診断が何よりも大切です。初診時にはお口の状態を診断し、早期矯正が必要かどうかをわかりやすくご説明いたします。「非抜歯でできる?」「簡単なケース?難しいケース?」等、検査結果からお答えできます。無理に治療をおすすめすることはありません。ご兄弟であっても歯や顎の状態・治療の難しさはそれぞれ異なりますので、お一人おひとりに合わせたご提案を行っています。Zoomによるオンライン無料相談も行っています。

ご相談の様子
診療の様子

📌 ご相談料:3,000円/3,500円(模型含む)/7,500円(スキャン含む)【税別】※カウンセリングのみなら無料

当院で行わない矯正|その理由

原則として、本来の位置から歯を大きくずらしてしまうような矯正治療はお引き受けしていません。審美目的の場合は、美容外科もご検討ください。

① 口ゴボのケースで、上下の前から4番目の歯を抜歯し、前歯を内側に入れて口元を下げる矯正治療

理由:下のビデオのようなリスクがあるため。他の矯正歯科へのご紹介となります。

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② 親知らずを抜歯しない非抜歯矯正のケース

理由:親知らずを抜かない分、余計に歯を削って矯正することは行わないと決めているため。

③ 重度の開咬のケース

理由:非常に難易度が高く、後戻りもしやすいため。ジョイスマイル矯正歯科さんへご紹介しています。

④ 成長期の骨格性の下顎前突・偏位で、将来外科矯正となるケース

理由:当院では外科矯正を保険で行えないため。豊中市では、くろだ歯科・矯正歯科さんで外科矯正を保険適応で行うことができます。骨格性の受け口のケースでは、ファイシャルマスクやチンキャップ等の装置を使い、成長が止まるまでコントロールしながら矯正する必要があり、10年以上の通院管理になることも珍しくありません。

前期矯正を行っても、中学生でまた受け口になることがあります。これは矯正の後戻りではなく、下顎の成長が原因です。身長の伸びを止められないのと同じで、下顎の成長を止めることはできません。下顎が上顎に対して大きく成長してしまった場合には外科矯正治療が必要になるため、その可能性が少しでもあれば、治療の一貫性を考えて上記の矯正歯科をご紹介しています。成人の場合は下顎の成長がないため、当院でも受け口の矯正を行っています。

なお、私個人としては、口ゴボや受け口は悪いとは思っていません。理由はこちら →

⑤ ご本人やご家族に治療のご希望がない場合

理由:矯正の多くは保険適用外であり、受けるかどうかを決めるのはご家族だと考えているためです。定期検診で一度ご相談し、ご希望がなければ、その後の検診のたびに繰り返しお勧めすることは、押し付けになると考えて行っていません。

矯正治療が保険適用となるのは、次の場合に限られます。

・唇顎口蓋裂やダウン症候群など、国が指定する60種類以上の疾患が原因で噛み合わせに異常がある場合

・前歯・小臼歯の永久歯のうち3歯以上が埋まって生えてこず、外科手術(埋伏歯開窓術など)を必要とする場合

・顎変形症で、あごの骨切り手術を伴う矯正治療を行う場合

なお、上記の保険矯正は指定を受けた医療機関でのみ行えるため、該当する場合は④と同様にご紹介となります。 矯正は必要ですか? →矯正は必要ですか? →

アクセス

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関連ページ

インビザライン・ファースト(小児)
インビザライン・ティーン(中高生)
大人のインビザライン矯正
料金ページ(医療費控除・分割払い)

当院のインビザライン(インビザライン ファーストを含む)は、自由診療で用いる未承認医療機器です。医療広告ガイドラインに基づく表示は自由診療で用いる未承認医療機器についてをご覧ください。

当院は、インビザライン以外のマウスピース矯正装置は使用していません▶