口ゴボ ― 並びには、理由があります

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当院の考え方

当院は、患者さまの個性を尊重し、その人本来の魅力を活かす治療を大切にしています。見た目だけを追い求める治療は行いません。行きすぎた審美優先の治療は、将来の健康リスクを大きくしてしまうからです。あなただけの素敵な笑顔を、一緒に見つけられたらと願っています。

口ゴボとは ― 多くは「機能」で困らないことが多い

「口ゴボ」とは、横から見たときに口もとが前に出ている状態をいいます。多くの場合、噛む・話すといった機能の面で大きく困ることは少なく、見た目の悩みとしてご相談に来られます。だからこそ、どこまで・どのように整えるかを、ていねいに考える必要があります。

並びには、たいてい理由があります

歯ならびや口もとの形は、偶然そうなったのではなく、たいてい理由があります。あごの育ち方、息の仕方(鼻で吸うか、口で吸うか)、舌や唇の使い方の癖――そうした積み重ねの「結果」として、いまの状態があります。

歯を動かすことは、その「形」に手を入れることです。一方で、背景にある条件を見ていくことは、本来の状態に近づけるための手がかりになります。だからこそ当院は、歯を動かす前に、その背景(息の仕方や、舌・唇の癖)も「診る」ことを大切にしています。

抜歯で口もとを下げる治療には、注意すべき点があります

口ゴボに対して、上下の小臼歯(前から4番目の歯)を抜いて前歯を内側に下げる治療が、昔から広く行われてきました。ただしCT(立体的なレントゲン)で見ると、前歯を下げすぎると、前歯が骨から出てしまうことがあります。

前から4番目の歯を抜いて前歯を下げたCT。赤い部分は、歯が骨から出ようとしているところ。
さらに前歯を下げたCT。赤い部分で、歯が骨から出てしまっている。

歯の裏側の歯ぐきは厚いため、表面上は問題が見えにくいことがほとんどですが、長い目で見ると、よい治療とはいえません。当院では、下の前歯まわりの骨の厚みが十分にある場合にのみ、慎重に検討します。

参考動画:歯が骨から出てしまうリスク(解説)

削りすぎない・抜きすぎない・動かしすぎない

だからこそ当院は、削りすぎない・抜きすぎない・動かしすぎない、を基本にしています。誰が診ても、いつ来ても、同じ「ものさし」で、毎回ていねいに見きわめます。

口もとの形には、理由があります

歯を動かす前に、その背景まで一緒に見ていく――それが、長く健康で、あなたらしい口もとにつながると考えています。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

※この記事は一般的な情報提供であり、お一人おひとりの診断・治療方針を示すものではありません。実際の判断は、診察のうえで行います。

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