親知らずが前歯の歯並びに影響する理由

親知らず(第三大臼歯)は、あごの奥の限られたスペースに生えてくるため、 その力が隣の歯列に伝わり、前歯の配列を乱すことがあります。 特にスペースの少ない方では、奥から長期間ゆっくりと押される力が積み重なり、 前歯が少しずつ重なり合っていくケースもあります。

院長の口腔内画像1

上の写真は、院長自身の口腔内です。 横から見ると親知らずまで一見きれいに並んでいますが、 下の写真では左側の親知らずが歯列の限界位置にあり、 その手前の奥歯がわずかに前方へ押し出され、前歯部にわずかな乱れが見られます。

院長の口腔内画像2

あごの大きさに余裕がない方や、歯がやや大きい方では、 親知らずの圧力が前歯部の重なりとして現れやすくなります。

特に、12〜13歳頃に親知らずの芽が形成され、 18歳以降に生えてくる時期から前歯の重なりが進行するケースが多く見られます。 下の動画では、そのメカニズムをイメージ化しています。

歯並びを安定させるためには、親知らずの管理が重要です。 生えてくる角度や方向、あごの骨との位置関係によっては、 適切な時期に抜歯を検討することで、前歯部の乱れや咬合の変化を防ぐことができます。

ただし、抜歯の判断は口腔外科医による画像診断が不可欠です。 抜く時期や方法は必ず担当医の指示に従いましょう。

親知らずと前歯の関係イメージ

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当院の取り組みと実績

当院で行ったインビザライン治療の症例が、2018年に公式サイト Align Global Gallery に掲載されました(世界で591番目・大阪府で3番目)。

掲載ページスクリーンショット

インビザライン・ファカルティとは、米国アライン・テクノロジー社が公認する講師資格で、 全国でも限られた歯科医が認定を受けています。 当院では、院長の設計プランをファカルティ監修のもと確認し、 常に精度の高い治療を提供できる体制を整えています。

2022年:プラチナステータス/2023年:プラチナエリートステータスを取得しました。

プラチナエリートステータス認定証
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こむら矯正歯科
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