矯正で抜歯したら隙間はいつ埋まる?期間の目安と閉じにくい原因・早く閉じるためのポイント

目次

矯正で抜歯したら、スキマはどのくらいで埋まるの?

矯正治療を受ける際、「抜歯が必要です」と言われて不安になる方は少なくありません。特に、「歯を抜いた後のスキマは本当に埋まるのか?」「どのくらいの期間で目立たなくなるのか?」という点は、多くの方が気にされる部分です。ここでは、抜歯後のスキマが閉じるまでの期間や、その仕組み・注意点について、できるだけ分かりやすくお話します。

矯正で抜歯する理由

矯正治療で抜歯の対象となることが多いのは、前から4番目・5番目にあたる小臼歯です。これは、噛み合わせの要となる奥歯や前歯を残しながら、必要なスペースを確保しやすい位置にあるためです。

抜歯が検討される主な理由には、次のようなものがあります。

  • 歯が並ぶスペースを確保するため
    歯が大きかったり、顎が小さかったりする場合、歯がきれいに収まる場所が足りず、重なりやねじれが生じます。そのまま無理に並べようとすると、噛み合わせや口元のバランスに負担がかかることがあります。
  • 出っ歯や口元の突出をやわらげるため
    上の前歯が大きく前方に出ている場合や、口元が全体に出ているように見える場合には、抜歯によってスペースを作り、前歯の位置関係を調整して横顔のバランスを整えることがあります。
  • 上下の噛み合わせを改善するため
    上下の顎のバランスや噛み合わせに大きなズレがある場合、歯列の長さを調整することで噛み合わせを安定させることがあります。

スキマが閉じるまでの期間

矯正治療で抜歯の対象となるのは、主に小臼歯(前から4番目、5番目の歯)です。これらの歯を抜いた後のスキマが閉じるまでには、一般的に以下の期間がかかります。

  • 平均的な閉鎖期間:約1年〜1年半

ただし、この期間は、抜歯した場所、歯の動かし方、歯のガタつき具体、年齢や骨の状態などによって大きく変動する可能性があります。

  • 抜歯直後(0〜1か月)
    抜歯直後は大きなスキマがあり、見た目も気になりやすい時期です。
  • 歯の移動開始(1〜6か月)
    矯正装置によって徐々に歯が動き始める時期です。
  • スキマが半分程度埋まる(6〜12か月)
    半年〜1年ほどで、スキマが半分以上小さくなるケースが多いです。
  • ほぼ閉じる(12〜18か月)
    1年〜1年半ほどで、スキマはほとんど分からなくなります。

歯の移動速度と個人差

一般的に、歯の移動速度は、約1mm/月 と言われています。しかし、この速度は、歯根の長さ、骨の緻密度、歯が動きやすいかどうかによって個人差があります。

治療期間に影響を与える要因

スキマが閉じるまでの期間は、患者様の状態だけでなく、以下の要因によっても左右されます。

  1. 歯科医の診断精度と技術
  2. 治療計画の妥当性
  3. 歯の移動距離
  4. 上下の歯の幅のバランス

抜歯後のスキマを早く閉じるためにできること

  • 矯正装置を適切に使用する
  • ゴムかけ(顎間ゴム)を指示通り行う
  • 舌癖や口呼吸などの習慣を改善する
  • 装置が壊れないよう生活習慣を見直す

事前シミュレーションの重要性

「仕上がりのすれ違い」を防ぐために、当院では治療前に複数のシミュレーション動画を作成し、抜歯後のスキマの予測や最終的な歯並びの状態を可視化してご説明しています。

このプロセスによって、

  • 治療の見通しが立てやすくなる
  • 最適な治療方針を選択しやすくなる

といった安心感につながります。

※下の動画は実際の症例ではありません。

抜歯の常識を変えたインビザライン治療という選択肢

これまでの矯正治療では、顎を横に拡大すると後戻りするため「拡大は禁忌」とされ、小臼歯を抜歯してスペースを確保する治療方針が一般的でした。

しかし、当院のインビザライン治療では、CT・スキャンを使った高精度分析により、自然な範囲で側方に拡大しながら整える治療が可能となっています。

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そして最近は、インビザライン治療によって、歯や歯根と骨の位置関係、歯の幅を精密に測定することができるようになりました。

インビザライン治療では、CTレントゲンと、口内のスキャン等によって、お口の中を精緻に再現して治療計画を立てることができます。

歯がきれいに並ぶためには、上の歯の幅の合計と、下の歯の幅の合計の差がどれだけか、ということが影響します。上のインビザライン治療の画像では、歯の幅を0.01mmの単位まで測定できることがわかります。

このように、インビザライン治療では、高い精度で歯を動かすことが可能となりました。このようなCTレントゲン情報を組み込んだ正確な治療計画は、矯正治療の成功に欠かせません。

従来型の矯正治療の診断で「矯正するには抜歯しないといけない」と言われた方も一度、当院にご相談ください。

抜歯したあとのスキマをどう閉じていくかは、年齢や歯並び、使う装置の種類によっても少しずつ変わってきます。
「自分の場合はどのくらいの期間で、どんな進め方になるのか知りたい」という方は、年齢別のインビザライン矯正のページもあわせてご覧ください。

小学生向けインビザライン(Invisalign First)についてはこちら▶

中高生向けインビザライン(Invisalign Teen)についてはこちら▶

大人の方のインビザライン矯正(抜歯を含むケース)についてはこちら▶

抜歯後のスキマを閉じる2つのステージ

矯正治療で抜歯後のスキマを閉じる過程は、主に2つのステージに分かれます。

  1. 傾斜移動:歯を傾けながら動かす初期ステージ
    • 歯根の先端の移動が少ないため、比較的早く歯を動かすことができます。
    • 歯列のでこぼこや出っ歯などを、歯を傾けながら動かしていきます。
  2. 歯体移動:歯の根も含めて移動させる後期ステージ
    • 歯根の先端が大きく移動するため、時間がかかります。
    • 傾斜移動の約4倍の時間を要することがあります。
    • 歯を傾けて動かした後、残ったスキマを歯の根ごと移動させて閉じていきます。

抜歯したスキマが閉じにくい主な理由

1. 歯根の移動には時間がかかる

  • 1mm移動するだけでも、歯根の移動には半年以上かかることがあります。
  • 特に下顎の第二小臼歯抜歯後は、
    • 隣の第一大臼歯の根の移動が大きい
    • 下顎の骨が硬い
    ため、スキマが閉じるのに時間がかかります。

2. 咬み合わせが深くなる影響

上の前歯を急いで内側に倒し込むと、上下の前歯が強く当たり、前歯が動きにくくなることがあります。

3. 上下の歯の幅のアンバランス

  • 上下の歯の幅に差が大きい場合、一方が整っても他方にスキマが残ることがあります。
    • 上の歯を人工的に大きくする
    • 下の歯の幅を少し調整する(IPR)

4. 治療計画の妥当性

骨の状態に合わない無理な移動を指示した場合、歯が骨にぶつかってしまい、動きが遅くなることがあります。

5. 装置の使い方・癖の影響

  • マウスピースの装着時間不足
  • ワイヤーが外れたまま放置
  • 保定装置(リテーナー)の使用不足による後戻り
  • 舌癖・口呼吸などの習慣

抜歯をしないためには早期治療が重要です

早い段階で顎の育ちを整えておくことで、小臼歯を抜歯しなくても治療できるケースが増えます。成長期にしかできない治療もあるため、早めの相談がおすすめです。

抜歯せずに治せた可能性があるケース

小臼歯を抜歯して治療を始めたものの、治療途中に上下の歯列が広がり、結果としてスペースが余ってしまうケースもあります。

また、前歯を後方に下げすぎることで舌のスペースが狭くなり、舌が前歯を押してスキマができることもあります。

歯ぐきの状態による影響

歯ぐきのタイプによっては、スキマが閉じるにつれて歯間部の歯肉が盛り上がり、動きを妨げることがあります。必要に応じて歯肉切除術を行うこともあります。

インビザラインでデジタル技術を駆使した治療を

デジタルスキャンの精度向上により、インビザラインでは非抜歯で治療できる可能性が広がっています。マウスピース矯正と歯の幅調整を組み合わせることで、より自然な設計が可能になります。

小臼歯抜歯矯正を検討する前に、一度当院にご相談ください。

その検索結果に、不安を感じていませんか?

CTが使えない矯正で不満が残った症例のお話も公開しています。
詳しくはこちら▼

https://komura.jp/blog/インビザライン治療の注意点/

WEBで成人矯正について調べると、
「やめたほうがいい」
「やらなきゃよかった」
「ブサイクになった」
「失敗」「後悔」など、ネガティブなキーワードが多く出てくることがあります。

その背景には、“ゴールのイメージと現実が違った”という後悔があるのかもしれません。だからこそ、治療を始める前の正しい理解と納得が非常に大切です。

  • 治療のメリットとデメリット
  • 改善できること・できないこと
  • 副作用やリスクの可能性

これらをしっかり理解したうえで治療に進むことが、後悔しない矯正治療の第一歩です。

顔のタイプによって矯正の進み方も変わります

横顔は大きく分けて次の3タイプに分類できます:

  • ブレーキータイプ(上顎が前方にある)
  • ドリコタイプ(下顎が前方にある)
  • 中間型

これらのタイプによって、スキマが閉じるスピード、前歯の角度、Eラインのバランスなどが異なります。矯正治療では、こうした骨格=顔貌の特徴を踏まえた診断がとても大切です。

顔面タイプ

インビザライン治療について詳しくはこちら▶︎

こむら小児歯科・矯正歯科でインビザライン治療を行った症例が、2018年にインビザライン公式サイト Align Global Gallery に #591番、Dr T. Komura として掲載されました(大阪府では3番目)。

インビザライン・ファカルティとは、アライン・テクノロジー社公認の講師資格で、日本では約20名のみが認定されています。当院では、院長の立案した治療計画をファカルティに監修いただき、より精度の高いインビザライン治療を提供しています。

2022年:プラチナステータス
2023年:プラチナエリートステータス取得


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【木・日祝】休診(※日曜は月3回、矯正のみ 10:00〜12:40)

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(電話受付:平日18時まで/土曜17時まで)

当院は1995年より、小児歯科+矯正歯科として地域医療に携わってまいりました。これまで13500人以上が来院し、矯正治療は1900件以上となります。

2010年頃から子どものむし歯が少なくなり、インビザライン矯正をご希望される方が増えたため、現在では予防歯科+矯正歯科が中心となっています。

当院は岡町駅(阪急宝塚線)から東へ徒歩12分。
医院前に4台、東隣の白い大きな家の地下に3台の駐車場があります(アルファード車高OK)。

桃山台/緑地公園/宝塚/箕面/茨木/吹田/伊丹/少路など、近隣以外からも多く来院いただいています。

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こむら矯正歯科
CT診断・セファロ分析による根拠ある設計をもとに、ワイヤーを使わない矯正治療を提供しています。 「Delicate. Natural.」の理念のもと、健康的で自然な歯並びを大切にしています。 ▶ 公式サイトはこちら
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