アライナーの装着時間が足りないと、治療は止まります

アライナーの装着時間 ― 時計と砂時計の静物

インビザライン治療では、アライナー(マウスピース)は1日22時間以上の装着が必要です。これは「目安」ではなく「最低ライン」です。

22時間と20時間。たった2時間ですが、治療への影響は大きく違います。

(1) 装着時間が短いと、力が伝わらない

アライナーは、歯にゆっくり力を加えて少しずつ動かす装置です。歯は連続した力に反応するので、装着時間が途切れると、それまでの動きが定着せず戻ってしまうことがあります。22時間が「最低ライン」と申し上げているのは、これが歯にしっかり力を伝える境目だからです。

(2) 数日では分からないが、半年で大きな差に

「ご飯のあと、ついつい入れ忘れて寝てしまった」が一週間に2-3回あると、装着時間は週単位で15〜20時間ロスします。これが半年累積すると、計画通りに動いていないことが、はっきり目で分かるレベルになります。

(3) アライナーが合わなくなる

装着時間が足りないと、アライナーと歯の間に隙間ができ、新しいアライナーに進んだときに「浮いてしまう」状態になります。一度浮いてしまうと、その後のアライナーも全部浮き続け、追加で作り直し(リファインメント)になります。


当院では、装着時間が短くなりがちな患者さまに対して、原因を伺いながらリズムを一緒に立て直します。「忙しくて」「外しがち」などお悩みをお話しいただければ、対策を一緒に考えますので、遠慮なくお聞かせください。

ご質問はいつでもどうぞ。

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