矯正治療のあとで起こるトラブルの多くは、技術そのものよりも「そんな話は聞いていなかった」という食い違いから生まれます。これは患者さんの記憶の問題ではなく、治療前に伝える側・受け取る側の理解がそろっていなかった、というしくみの問題です。当院では、この食い違いをできるだけ小さくするために、いくつかの取り組みをしています。
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LINEで無料相談「聞いていない」はなぜ起きるのか
矯正は、数か月から数年にわたる治療です。開始前の説明はどうしても情報量が多く、そのときは納得していても、時間が経つと記憶があいまいになります。また、治療は計画どおりに進むことばかりではなく、期間が延びたり、計画を見直したりすることもあります。こうした「起こりうること」を最初に共有できていないと、実際に起きたときに「聞いていない」と感じてしまいます。
当院が食い違いを防ぐために行っていること
- 費用を一か所にまとめています。料金は料金ページに一本化し、追加で必要になりうる費用(再作製、観察来院など)もそこで確認できるようにしています。費用は、後から「聞いていない」が最も起きやすい部分だからです。
- 起こりうることを、個別の記事で先にお伝えしています。治療期間が計画より延びることがある、装着時間が結果を左右する、知覚過敏や歯ぐきの変化が起こることがある——こうした内容は、それぞれ独立した記事として事前に読めるようにしています。
- 変えられること・変えられないことを、開始前に区別してお話しします。矯正で整えられる範囲と、矯正だけでは変わらない範囲(顔の骨格的な特徴など)を、診断のうえで具体的にお伝えします。
- 口頭の説明だけで終わらせません。大切な点は書面と記録で残し、あとから見返せるようにしています。
契約前に必ずお読みください
矯正治療は数年にわたる長い治療です。次の6本は、契約前に必ず目を通していただきたい内容です。診療時にもご説明しますが、ご家族と相談する際の材料にもなります。
- 矯正で変えられる範囲と、変えられない範囲
- 費用の全体像(治療費・保定・再作製・観察来院などを含む)
- 治療期間の見込みと、延びることがある理由
- アライナーの装着時間と、通院間隔を守る必要があること
- 治療シミュレーション(クリンチェック)は「計画」です
- 途中で中断した場合に何が起こるか、費用はどうなるか
治療中に起こりうること(必要に応じてお読みください)
治療を進める中で気になることが出てきたら、関連記事をご覧ください。
- 知覚過敏 や 歯ぐきの変化 が起きることがあります
- 治療後の保定は、長く続く習慣になります
- 計画と差が出たときは 追加のアライナー(リファインメント) で整えていきます
- 診断の結果によっては抜歯が必要になることがあり、治療開始後に判断が変わる場合もあります
- 治療中に小さな突起(アタッチメント)や、歯と歯の間をわずかに整える処置(IPR)を行うことがあります
- アライナーを紛失・破損した場合の再作製の対応と費用があります
- 治療中にむし歯や歯周病が見つかった場合、その治療を優先して矯正を一時お休みすることがあり、矯正中も定期的なチェックとケアが必要です
- 治療の途中で、一時的に噛み合わせが変わって噛みにくく感じる時期があります(経過の一部です)
「念のため、もう一度聞く」をためらわないでください
説明を一度で全部覚えておく必要はありません。気になったときに、何度でも確認していただいて構いません。「これは聞いていたか不安」という時点でお声がけいただくことが、トラブルを防ぐいちばん確実な方法です。当院でわかる範囲でお答えします。
迷っておられる場合や、説明を受けた内容をもう一度確認したい場合は、お気軽にご相談ください。



