「子どもの第一期治療を頑張ったのに、結局また矯正が必要と言われた」
保護者の方からよくいただくご質問です。
第一期治療 (混合歯列期の矯正) を受けても、第二期治療 (永久歯列の本格矯正) が必要になる場合があります。
その一つの大きな要因が「歯のサイズと顎のサイズの不一致」です。
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LINEで無料相談「歯が大きい」とは?矯正で問題になりやすい理由
「歯が大きい」とは、歯の一本一本の幅が平均より大きい状態や、顎の大きさに対して歯が相対的に大きい状態を指します。
歯が大きいと、顎の中に歯がきれいに並ぶためのスペースが不足しやすく、歯が重なって生えたり(叢生)、前に押し出されて見えたりします。
歯そのものは標準的な大きさでも、支える顎の骨が小さいために、相対的に「歯が大きい」状態になることもあります。
歯の大きさは生まれつきの特徴(遺伝的な要素)が大きく、保護者の関わり方やお子さまのせいではありません。
歯のサイズと顎のスペースの関係

歯が並ぶには、顎の中に十分なスペースが必要です。
第一期治療では、顎の成長を活かしてスペースを広げます。
しかし、永久歯のサイズが平均より大きい場合は、顎を広げてもスペースが足りないことがあります。
これは保護者の方の責任ではありません。
歯のサイズは遺伝的要素が大きく、生まれつきの特徴です。
第二期治療が必要になる主なパターン
1. 歯のサイズが大きい (Tooth Size Discrepancy)
永久歯一本一本のサイズが平均より大きい場合、顎の拡大だけでは足りず、本格矯正で歯の位置を細かく調整する必要があります。
2. 上下の歯のサイズバランスがずれている
上の歯と下の歯のサイズ比率がずれていると、噛み合わせを精密に合わせるための調整が第二期治療で必要になります。
3. 骨格的なずれが残る
成長を待っても上下の顎の位置関係 (骨格) にずれが残る場合、第二期治療で歯の位置を補正します。
当院の判断方法
当院では、第一期治療開始時に CT・セファロを含む精密検査を行い、永久歯のサイズと顎のスペースを 3D で把握します。
その上で、第二期治療が必要になりそうな場合は、第一期治療開始時から保護者に明示的にお伝えしています。
「第一期治療を受ければ第二期治療は不要」と一律に言うことはしません。
診断と設計の段階で、お子さま一人ひとりの将来の見通しを丁寧にご説明します。
当院の考え方 ― 小児期に土台を整えると、将来の負担を減らせます
歯が大きいお子さまでも、小児期(第一期)のうちに顎の成長を活かして土台を整えておくと、永久歯が生えそろった後の第二期治療を、より小さな範囲で終えられることが多いです。
当院では、歯を削る処置(IPR)や抜歯が必要かどうかも含めて、まず診断で全体の設計を決めます。土台づくりで対応できる範囲は、無理に歯を減らさずに進めることを大切にしています。ただし、歯と顎の大きさの差が大きい場合は、第二期治療や、症例によっては抜歯が必要になることもあります。第二期治療の必要性は、第一期治療を終えたあとに確定します。
「第一期をやると、第二期でまた一から費用がかかるのでは」とご心配される方もいます。第二期(フェーズ2)に進む場合は、インビザライン社のファミリーディスカウントが適用され、トータルの費用を抑えられます。はじめからインビザライン ファーストで設計しておくと、従来型の装置で始めた場合と比べても、治療全体のご負担を軽くできます(詳しい費用は料金ページをご覧ください)。
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